不器用・よく転ぶ・体の使い方がぎこちない
・不器用・よく転ぶ・体の使い方がぎこちない
・字を書くのがとても下手
・ボタンの止め外しや着替えにとても時間が掛かる
・すぐ転ぶ
・走り方がぎこちない
・お遊戯をなかなか覚えられない、タイミングが合わない
・ボール投げがとても下手
・・・・・
などなど。いわゆる全身運動の不器用、その操作性の不器用さを
DCD 発達性強調運動障害といいます。
発達性強調運動障害は
①知的な遅れや手足の麻痺、神経疾患がない
②手足、身体の使いこなしが年齢と比べて明らかに遅い、出来ていない
③本人の日常生活、遊びや学習などの物事をうまく運ぶのに邪魔になっている
④発達の初期段階から見られる
不器用でも、遅くてもいいじゃない。そんなこと。確かにそんなことです。
しかし、子どもはこの不器用さが原因で大きな心の傷になってしまうこともあります。
幼少期から思春期あたりまでは子どもたちの中では運動はメインイベントです。
学校でも、お友達とのあそびでも、学校や幼稚園、保育園でも皆と同じように自分の体が動かない。何でだろう・・・。
皆に遅れをとることや、同じ動きを出来ないことでことが本人の自己肯定感、自己価値を下げていくことがあります。
そんな事実をママパパにはを少しでも理解していただきたいなと感じます。
出来ない運動や動作も一生懸命何度も反復して何回もやると出来るようになります。でも、応用がきかないのです。反復練習はその動作や運動のみ出来るようになりますが、だからといって全てができるようになるわけではないのですが、一見すると、出来るようになっている姿が見えるので大人は『この前もがんばったら出来たんだから!』といってしまいますが子どもからしてみたら途方もない努力ですので、その言葉はダメ出しに聞こえる場合もあります。
努力を褒めるのはとてもよいことですが、出来た結果のみを褒めるというのは逆効果(出来ていない自分はだめなんだ)と捉え何でもやるまえから消極的になったり、挑戦しないということにも繋がります。
例えば、やる前から
『これは難しいから出来ないと思う。』
『おんなじようなのやったことあるからやらない。』
『好きじゃないからやらない』
一見するとわがままな態度にみえる奥底にはそういった背景が隠れていることもあります。
ではどうしたらこの不器用さを解消できるでしょうか
対応策としては皆から遅れをとり、萎縮してしまう、自信を無くしてしまうくらいなら同じ服で何度も練習する、同じ玩具で、同じ運動で何度も練習し出来るようにする。
但しこれは応用は利きません。ただ、本人にとってこれならできる!とそれで自信を取りもどせるなら反復も必要だと思います。
そして、少しずつ、一つの動作を一気にやらず、時間を掛けて、手順を分けて出来る動作から習得していく。
体の使い方や、手などの不器用さは筋肉や体幹の問題ではなく脳の指令の問題です。根本的には脳トレし、自分のボディイメージ・身体の実感を重ねていくことが必要です。不器用でなくても、自分の体を自由に動かしていくことはアスリートにも学習にも欠かせません。
MIA!ビジョンは目と脳と体をつなぐトレーニングです。不器用さも器用さも習得できるボディーイメージづくりは体操や運動を通して行っています。
気になる方は是非足を運んでみてください。