子どもに早く支度させたい!
皆さんお子さんに『早くして』『早くしなさい』ということはありませんか?
実は脳の機能の中には『早くする』という機能はありません。
靴紐を結ぶだけでも実は脳は3つ以上のエリアを使っています。やったことのないことやはじめてのことを脳が覚える時は
脳がどのエリアを絞って使うのが有効かが分からないので、わからないうちは全ての脳のエリアを使い、全てのエリアを駆使してその作業に取りかかるため、凄く効率が悪いのです。だから時間がかかります。
私たち大人は幼いころから靴を何万回と履き続けているので、靴を履くときは考えずとも身体が勝手に動くのです。
それはもう、靴を履くときはこの脳のエリアを使い、手や足の調節が出来るからなんです。
それは何度も繰り返していく内に脳のネットワークが形成され太くなっていくからです。
着替えや支度、段取りなどとってもおなじことです。
よく作る料理は手順も材料も味付けも覚えており、ササッと作れるけど
たまにしか作らない、初めての料理などが時間が掛かり、頭がフル回転になるのはそういうことです。
小さい頃は何をするにも時間が掛かるというのは
まだ脳が効率の良く動くネットワークを作れていない、まだ工事中だからなんです。
だからこそ結ぶ練習をしなかったら慣れていきません。
毎日結ぶことにより考えず、体が勝手に反応し結べるようになります。
MIA!ビジョンでは様々な運動や活動を通し、子どものネットワークを伸ばしていきます。
得意なことがある、自信があることがある=脳のネットワークが伸びた箇所なんです。
そして脳のネットワークを伸ばすために一番必要なことは『行動』です。
脳は行動したときに成長発達していきます。
行動を阻害する声かけではなく、出来た!出来るんだ!ということに注目した声掛けを!